【ウエイト版】大アルカナ【死神】のカードの意味を解説します。
正位置で配置された場合
逆位置で配置された場合
それぞれの全般的な意味と解釈をご紹介していきましょう。
大アルカナ【死神】
13 死神
※死神のカードの解釈は様々なものが有ります。このカードの大まかな意味を、正位置を再生・新たなるスタート、逆位置を天災・停止として解説します。逆にとらえる解釈もありますが、この解説においてはこの理解で解釈していきます。
鎧を付けた死神が白馬に乗り、地に伏した王と王冠が描かれています。
恐れを抱き目をそらす女性と恐れを知らぬな子供の横には司祭が手を合わせ死神を見ています。
白馬は黙示録より取られたものでしょう。手にした5弁のばらの旗は火星と生命力を表すシンボルです。
背後に流れる川は死と生命の流れを表し、東の地平線に顔を出した太陽は不滅や再生を表しています。
川の流れはやがて大気となり空に昇り雲となり雨を降らせて再び地に帰ってきます。命は絶えるのではなく循環するのだということをこのカードから読み取ることができるでしょう。
正位置のキーワード
・転換
・新たなスタート
・破壊からの再生
・発想の転換
・チャンスの到来
・死
正位置の場合の解説
これまでの全てが終了し、新たなるスタートが約束されるでしょう。
破壊は再生のためであり、嘆くことはありません。
心が開放され新たなる転機を喜ばしいこととして受け入れることになるでしょう。
始まりのための終わりを容認することになるでしょう。
終わることに執着せずチャンスの到来として好機を逃さないことです。
リーディングの例Ⅰ
終わりは始まり
一つの恋が終わっても、新しい出会いを感じることができるでしょう。
これまでの相手との関係は一旦終わりを迎えることになるようです。
もう一度その相手とやり直す可能性もないわけではありません。
けれど、それまでの関係とは異なるものになる、ということだけは間違いないようです。
リーディングの例Ⅱ
終わりを迎えた恋
未来のみえない恋はもう終わったものとして諦めることも肝心です。
相手との関係は、この先あなたに大きな幸せを運んでくれることは期待できないと、見切りをつけてもいい時期かもしれません。
きっぱりとお別れする道を選ぶことができないと、浮気や不倫といった望まない状況を自ら選んでしまうことになるかもしれませんよ。
逆位置のキーワード
・天災・災害
・革命・動乱
・停滞・停止
・別離
・希望は失われる
逆位置の場合の解説
状況が膠着状態にあり、先の読めない時が続くでしょう。
転換期としてとらえようとしても後にも先にも勧めない状況に混乱してしまいそうです。
物事は良くない突然の禍に見舞われ、自身の望みは失われることになるでしょう。
自分には咎のない天災や災害に見舞われる可能性も高くなると覚悟が必要です。
どうにもならない状況の中で自暴自棄になることなく希望を失わないことがこの状況から逃れるためには一番大切です。
リーディングの例Ⅰ
過去に諦めた相手との新しい恋愛
あきらめるしかなかった過去の恋愛が再燃する可能性があります。
思わぬ場所での再会は、これからのお付き合いのチャンスですよ。
これまでのパートナーとの関係は終わりを迎え、新しい恋愛に向かっていく時期になりそうです。
過去に未練を残さないこと
リーディングの例Ⅱ
変化を恐れないで過去との決別を
今の状態は良くないとわかっていても、どうしても踏ん切りのつかないことはあるものです。
相手に未練を残したままの今のあなたは、変化することに抵抗していますが望む関係を取り戻すことはできないことを理解できていないようです。
一度しっかりと現実に向き合って感情を整理する必要がありますよ。
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