【ウエイト版】大アルカナ【吊るされた男のカード】の意味を解説します。
正位置で配置された場合
逆位置で配置された場合
それぞれの全般的な意味と解釈をご紹介していきましょう。
大アルカナ【吊るされた男】
12 吊るされた男
Tの字の形の木には若者が両手を後ろで組み足は交差する形で吊るされています。
表情は穏やかで苦しそうには見えません。
頭部の後ろには後光が指しています。
12のナンバーは黄道12宮の星座うお座を意味しています。
自己犠牲の宮として知られるうお座と同じナンバーを持つこのカードは同様に自己犠牲を象徴すると考えてよいでしょう。
試練や修行といった忍耐を伴う鍛錬を意味しているのです。
交差した足の十字は物質を、頭と組んだ腕の三角は精神的なものを象徴していると考えられます。
精神は物質よりも下にあることから、まだまだ鍛錬を必要とする未熟さを表しているともとることができるでしょう。
正位置のキーワード
・試練
・自己犠牲・忍耐
・自己放棄や忍従
・今だ決断できぬ
・努力が必要
正位置の場合の解説
今はまだ試練の時と理解するべきです。
決断に足る研鑽が今だ未熟とわきまえて努力をしていくことです。
状況をしっかりと把握し、決断のための準備をする必要があります。
辛い状況ですが、このままじっと耐え忍ぶことで後に未来が開けます。
ここが踏ん張り時と捉えてよいでしょう。
リーディングの例Ⅰ
あなたを認めてくれる人がいます
あなたの気持ちをしっかりと受け止めてくれる相手がいるはずです。
その人に対し、献身的に尽くすことは間違いなくあなたのプラスになるでしょう。
思いやりや優しい心を忘れずに卑屈になることなく相手との関係を深めていきましょうね。
リーディングの例Ⅱ
耐えて忍ぶことで乗り越えられる
現状はつらいことが多いでしょう。
それでも、この恋には必要な困難であると理解し納得し耐えることであなたの気持ちは相手にしっかりと伝わりますよ。
思い続けることは力となります。
逆位置のキーワード
・努力が水の泡
・自暴自棄
・間違った努力を続けている
・試練に耐える努力を怠る
・徒労
逆位置の場合の解説
様々な努力を積み重ねてここまで来たのに、それらのすべてが水泡に期してしまうでしょう。
そもそも、間違った努力の仕方を選択していたようです。
これからの努力の方向性を転換しなければ、望むような未来を得ることは難しいでしょう。
また、わかっていても逃れることのできない無益な努力・忍耐を強いられることもあるでしょう。
全てが無駄に思えて自暴自棄になってしまう危険もあります。
リーディングの例Ⅰ
何も得られないなんてことは考えないで
あなたの献身的な態度は相手に通じてはいなかった・・・そんな気持ちに駆られてしまいそうな時期です。
どうやっても伝わらない相手に愛想をつかしてしまいそう。
今は少しパワー不足なあなたなので、ここで決断を下すようなことは避け、今しばらく自身を安定させる休養期間を取りましょう
リーディングの例Ⅱ
気持ちを伝えることを怠ってはだめ
一緒にいるのが当たり前になって、相手に対する感謝や気持ちを伝えることがおざなりになってはいないでしょうか。
あなたの気持ちがわからなくて、パートナーは今、気落ちしているようですよ。
寄り添うだけでなくしっかりと言葉で相手に伝えましょう。
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