【ウエイト版】大アルカナ皇帝のカードの意味を解説します。
正位置で配置された場合
逆位置で配置された場合
それぞれの全般的な意味と解釈をご紹介していきましょう。
大アルカナ【皇帝】
4 皇帝
全ての基礎、安定を表す4の数字を戴いているのは皇帝です。
宇宙の4大元素、風火地水などを見てもわかるように基礎であり安定を意味すると同時に大きな力をも意味しています。
王座を飾る羊は12星座の第一の星座です。この星座を支配するのは火星ですね。
右手にはしゃく(セプター)を持っており、このセプターはサンスクリット語でいうところのセピター(火の父)から北といわれています。
左手にある球は統治を意味しています。
カードの意味する力はとても大きなものでコントロールが不可欠です。制御を失えば、暴力や戦争、破壊につながるほどの力をもつのは皇帝です。
物質社会における全ての力や権力、そして父性を表しているのが皇帝のカードなのです。
正位置の意味
・安定
・力
・統治・支配
・権力
・リーダーシップ
・責任感
正位置のキーワード
老齢の域に達する男性が描かれています。この男性は社会における最高権力者である皇帝なのです。
権力の象徴として君臨する皇帝は、強大な支配力と権力を持ち、それらをコントロールする力を兼ね備えています。
大きな責任をものともせず権力の座に君臨する皇帝の能力は強力な意志の力と相応しい努力の結果なのだと理解してよいでしょう。
努力は実り成果を得ることができるでしょう。
ただし、その力のコントロールは必至であり、決して野放しにしてよいものではありません。
リーディングの例Ⅰ
あなたがリードして
つき従うだけの関係は貴方には向いていませんよ。
責任感と実行力を持つあなたなら、相手との関係におけるパワーバランスはあなたの方が強いと考えてよいでしょう。
自信をもって、現実をしっかりと見据えて相手とのこれからの未来を望む形にしていきましょう。
あなたの望みは貴方が力強く願うことで叶うのです
リーディングの例Ⅱ
積極性が良い方向に向かわせてくれる
でも、やっぱり、わたしなんか。
そんなマイナス思考は関係を悪化させるだけになってしまいます。
あなたの持つ積極性がこの恋を成就させるカギなのです。
自信をもって相手に向かいましょう。あなたが引っ張っていくくらいの方が関係を良好に保つことができますよ
リーディングの例 Ⅲ
逆位置のキーワード
・情緒的な未発達
・傲慢・横暴
・コントロールを失った大きな力
・力と引き換えの孤独
・無責任
逆位置の場合の解説
権力者の成れの果てを想像するとわかり易いでしょう。
力におぼれ、責任を果たすことを忘れ、驕り高ぶり傍若無人な振る舞いを尽くせばどのような結果が訪れるのかは言うまでもないでしょう。
自身の力を過信し暴走していくことで成功を勝ち取ることなく落ちぶれていく事を暗示しています。
力を手に入れたものの陥る孤独な立場に精神を病むことになる可能性もあります。
力をコントロールするための努力、そして、力を持ったがために生ずる責任や義務、そうしたものを無責任に放棄してしまう横暴さが現れています。
リーディングの例Ⅰ
過信も謙虚も過ぎれば毒になる
自信満々に相手に対し高飛車な態度をとることも、
逆に、おどおどと卑屈にさえ見える謙虚さも、
どちらも相手に対し不愉快な気持ちを抱かれてしまうでしょう。
ほどほどに、十分なゆとりをもって相手に接するよう心がけていきましょう。
リーディングの例Ⅱ
わがままを許せるならそのままで
相手との交際において、あなた自身に向けられる相手のわがままは、このままでは度を越してしまいそうです。
許し続けることができるのなら交際を継続することはできるでしょう。
けれど、それはあなたの人生の時間を無駄遣いすることに繋がっていく可能性が高いのです。
このままでいいの?自問自答してみることが大切です。
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