【ウエイト版】大アルカナ愚者のカードの意味を解説します。
正位置で配置された場合
逆位置で配置された場合
それぞれの全般的な意味と解釈をご紹介していきましょう。
大アルカナ【愚者】
0 愚者
若い青年が1人、空を仰ぎ見つつ歩を進める絵柄となっています。
太陽は頭上にきらめき、山々の緑が背後に見えます。
右手には旅の荷物、左には白いバラを手に、足元には獣がまとわりつき断崖絶壁に立ちながらも何ら警戒もしていない様子が描かれています。
無知で恐れを知らない生まれたばかりの子供のような純真無垢な様子を表しています。
人生を表すといわれる大アルカナの0番目のカードに描かれた彼はこれから人生という名の旅に出かけてゆくのでしょう。
正位置のキーワード
・自由
・賢い選択
・夢見る人
・可能性
・物事の始まり・旅の開始
・陶酔
正位置に出た場合の解説
正位置で出た場合の意味は、「旅の始まり・新たなる出発」と捉えることができるでしょう。
恐れを知らず、新たなる出発に嬉々として向かう自由を満喫しているようです。
不穏な気配をものともせず未来を夢見て旅路へと向かいます。
リーディングの例Ⅰ
自由の中で出会った相手との緩い関係
解放感に満たされている時に出会った風変わりな相手との自由な恋愛を楽しむことができるでしょう。
まだまだ互いに新しい恋を探している状況ではありますが、単純に好きの気持ちでお付き合いができる貴重な相手となりそうです。
今後の展開はあなた次第。
リーディングの例Ⅱ
これからがはじまり
自由に束縛を感じることなく冒険じみた恋愛を楽しむことができるでしょう。
相手との関係は、一見順調に見えますが、互いに相手に対する興味よりも、他のことに目が行ってしまっているようです。
このまま、自由恋愛を楽しんでいては相手との未来はお預けのままですよ。
逆位置のキーワード
・愚行
・思慮分別がない
・怠惰・怠慢
・無責任
・誤った判断
逆位置に出た場合の解説
無垢であるがゆえに思慮分別や配慮が未熟であることを表しています。
また、努力や忍耐を識らず、計画性のない無責任な行いをしてしまうと考えることができます。
選択しなければならない場面での誤った判断を下す場合もあるでしょう。
リーディングの例Ⅰ
自然消滅もやむなし
互いに、この恋愛に対する責任をあまり感じていないようです。
相手に対する恋する気持ちがあまり真剣実を持たないものの様にも感じますね。
今後継続していきたいと思うのであれば少なくともあなた自身が相手に対する気持ちをしっかりと自覚し、行動を伴わなければ自然消滅の可能性が高いものになるでしょう。
リーディングの例Ⅱ
逃げたところで現実は変わらない
嫌なことがあったからと言って、相手の責任にしてみたり、自分では何もしないで相手にすべてを押し付けてみたり。
そんなことでは関係は悪化していくばかりですよ。
大切な相手なら、相手の気持ちを思いやることを忘れてはいけません。
思い付きでの行動にも注意して。
思いがけない不幸な誤解を生むかもしれません。
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