【ウエイト版】大アルカナ女教皇のカードの意味を解説します。
正位置で配置された場合
逆位置で配置された場合
それぞれの全般的な意味と解釈をご紹介していきましょう。
大アルカナ【女教皇】
2 女教皇
白と黒の二本の柱の間に座しているのは月の女神です。
満月と半月の冠を頭上に頂いた理知的な女神の膝には、トーラと書かれた巻物が抱えられています。
「神の律法」を表すトーラは神秘の奥義とされており、全てを表さず半分ほど着衣に隠されていますね。
背後に描かれたザクロと棕櫚の模様は、それぞれ女性と男性を表します。
明暗・陰陽と、正対するものの間に在る女神はそれぞれを繋ぐ能力を持つ存在であるとして描かれています。
知性と教養を兼ね備えた聡明かつクールな女性像を表していると読むことができるでしょう。
正位置のキーワード
・知的な女性
・聡明な思考
・高潔さ・美徳
・気高さと優しさ
・隠されたもの・こと
正位置の場合の解説
描かれた姿からもわかるように、物事の判断において知的で冷静な思考から正しい判断を下すことのできる女性です。
これまでの努力や苦労が報われるといった結果を伴うカード出もあります。
こと、仕事や勉強に於いては、当事者の努力に見合った結果を得ることができるという意味を表しています。
正しい努力を忘れず研鑽することのできる女性の表情はとてもクールに見えることから冷淡に思われることもあるようです。
リーディングの例Ⅰ
あなたの努力は報われます
辛いことや悲しい事、もめごとやその対処。
様々なトラブルもあなたにとっては重要な糧となっていきます。
冷静に正しい判断を心がけ、期待を裏切らないようふるまうことがあなたのこれからを助けてくれることになるでしょう。
そんなあなたを大切に思ってくれている人がいるようですよ。
リーディングの例Ⅱ
魅力的であることを自覚して
あなたと相手との関係は、とても良好です。
ただ、あなたの醸し出す雰囲気や、イメージといったものが少々お堅いものであるため、今一つ親密になりにくい部分があるのは仕方ないでしょう。
それをマイナスと捉えるのではなく、長所として良いアピールの仕方を考えていきましょう。
逆位置のキーワード
・うぬぼれ
・見栄を張る
・知的な行いの反対
・現実逃避や悲観
・配慮の不足
逆位置の場合の解説
本来冷静であり知的である事が真反対の状態になると考えてよいでしょう。
情を欠く配慮の足りない判断を下すことにより、冷静というよりは冷酷な印象を受けるような態度をとることなどがあるでしょう。
冷たく利己的な配慮に欠けるといった冷酷な一面を見るという意味を持っています。
うぬぼれから事実を見つめることを怠った結果に愕然とする場合も考えられるでしょう。
リーディングの例Ⅰ
冷静な判断が重要
今一つ信頼できない相手との今後は進展する見込みがあまりないようです。
恋人同士の関係になりたい相手と、今一つ信頼しきれないあなたの間には微妙な空気が漂っています。
リーディングの例Ⅱ
現実を見据える冷静な目
どれほど忘れようとしても忘れることなどできないのが人の記憶のメカニズムです。
心は疲弊し、現実からの逃避を考えてしまいがちですが、そうしたからと言って二人の関係は元に戻ることはできないのです。
現実をしっかりと見据えてこの先どうしたいのかを客観的視点で冷静に見ることが大切です。
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