ホロスコープって何?
読み方ってどうするの?
ハウス・アスペクト意味を知らない単語がたくさん。
初心者でもわかるアスペクト・ハウス・読み方などについて解説していきます。
ホロスコープとは
ある特定の瞬間の太陽・月・惑星・行動十二宮と地表の位置関係を表す天体配置図で占星術に用いられる。※ブリタニカ国際大百科事典 小項目辞典の解説より
簡単に言うとこうなります。
ホロスコープとはギリシア語に由来するときの見張り人という意味を持ちます。
ホロスコープを用いた占いをしてもらう場合は、出生時間や生まれた場所を聞かれることがあるでしょう。
出生時間や緯度・経度を必要とするのはハウスを知るためなので、簡易的なホロスコープをつくる場合は生年月日のみでも大丈夫です。
正確な星の配置図をつくり占ってもらいたい場合は、出生時間や生まれた場所の緯度・経度までしっかりと告げることが必要になります。
ホロスコープは黄道を十二宮に分割してその上に日・月・天体の位置を記号で記入し作成するものですが、生年月日プラス時間であなた個人のホロスコープが出来上がるのです。
ホロスコープ アスペクトとは?
ホロスコープは12のサイン・天体・12のハウス・アスペクトの4つで成り立っています。
西洋占星術におけるアスペクトとは天体が作り出す角度の事を意味しています。
西洋占星術において、月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星の10天体にはそれぞれの役割があり、各々の天体が1人の人間の性質の元を作り出しているとされています。
天体と天体をつなぐことで特別な作用を及ぼす角度=アスペクトができるのです。
そして、そのアスペクトからの作用を人の行動として読み解いていくことができるのです。
西洋占星術におけるそれぞれの天体の意味は以下のようなものになります。
月 :感情と心
水星:知性とコミュニケーション
金星:喜び・愛・芸術性・物質的な豊かさ
太陽:自我が目覚めたのちの青年期以降の個人
火星:情熱や勇気
木星:拡大と発展
土星:苦手意識をコントロールする
天王星:飛躍や刷新・独創性
海王星:夢想や直感
冥王星:破壊と再生
ホロスコープを使う占星術で聞くハウスとは?
そもそも・・・ハウスってなに?という人に。
ハウスは生年月日の他に生まれた時間がかなり重要となってきます。生まれた場所(緯度・経度)も必要です。
生まれた時間により各ハウスにどの天体が入るのか変わってくるため出生時刻が不明の場合は正確な解読を行うことはちょっと難しくなってくるでしょう。
天体・サイン(星座)・ハウス。
簡単に言うと、天体とサインからは性質=生まれ持った気質や性格などを見ることができます。
ハウスは・・そうですね、生まれ持った気質や性格などをベースとしてその発動する場を表すものと考えればよいでしょう。
ハウスは1~12まであり、それぞれのハウスは異なる事象=人生における場面(シーン)を表しています。
私たち人間の人生における様々なシーンを12に分けたものがハウスであり、そのハウスにどの惑星が入っているかを調べることで、それぞれの惑星の力が人生において12のハウスに該当するシーンにどんな作用をするのかを分析することができるのです。
1ハウス:生まれ持った性質など
2ハウス:金銭・所有と財産など
3ハウス:知的な好奇心や人間関係
4ハウス:家庭環境や家族との関係
5ハウス:自己表現や創造性
6ハウス:雇用的労働と健康など
7ハウス:個人的な成長、結婚やパートナーシップなど
8ハウス:死・相続・遺産・先祖など
9ハウス:専門的な教育・哲学・宗教など。長距離(遠方)への移動など
10ハウス:野心・キャリア・社会的な地位など
11ハウス:社会活動・仲間や組織からなる希望や願いなど
12ハウス:宿命・業など表面的ではない存在を示す
12に分けられたハウスの表す全てではないですが、上記のような内容をそれぞれのハウスが表しているのです。
それぞれのハウスにどの天体が在室しているかを知ることで、人生の場面にどんな風に作用する傾向があるのかを分析し解析してくのです。
ハウスはあなたの誕生から始まる一生を12にカテゴリ分けしたものであり、そのハウスに入っている惑星はあなたの12のハウス(シーン)でどのように作用するのかを知ることができるのだ、ということです。
ホロスコープの読み方
一般的に星座占いとして知られている占いの内容は、あなたの生まれた月日の該当する星座の今日の運勢などとして12星座分を見ることができますね。
けれど、本来ホロスコープを使用しての占いを行う場合、こうした星座ごとの運勢という説明にはならないことがちょっと驚くところでしょうか。
そもそも、ホロスコープ占いの場合はあなたの生まれ月日の星座の運勢ではなく、あなたの生まれ月日に該当する10天体が属するハウスについての解析となります。
例えば通常自分の星座と思っているのが牡羊座だった場合について。
生まれた月日に太陽がいた位置に該当する星座が牡羊座だった、ということなのです。
牡羊座の星座としての特徴があなたの生まれた月日の基本的な性格ということになるのです。
さて、次はハウスです。
12に分けられたハウスはそれぞれに意味があります。1ハウスから12ハウスにどんな天体が入っているかをみて1~12のハウスの持つ意味に照らし合わせて読み取るわけです。
12のハウスが表す事柄は人生における様々なシーンについてです。
ホロスコープに示された12ハウスに該当する天体がその時のあなたの状況や状態を教えてくれるでしょう。
そして、アスペクトのリーディングに入っていくのです。
天体と天体が特定の角度を形成するとき、互いに影響し合うとされています。
影響し合う形は様々で、アスペクトの角度によりソフトアスペクトとハードアスペクトに分類されます。
度数は360度あるわけですが、リーディングに重要=メジャーアスペクトとされているのが、0度・60度・90度・120度・180度です。
そして、補足的な役割を持っているのがマイナーアスペクトと呼ばれる72度・45度・150度などの事です。
ソフトアスペクト:0度・60度・120度
ハードアスペクト:0度・90度・180度
※0度のみハード・ソフト両方の側面を持ちます。
マイナーとメジャー、メジャーの中のソフトとハード。言葉だけでもこんがらかってきそうですよね。
でも、このアスペクトを知り読み解くすべを知ることでホロスコープのもつ限りない魅力を実感する事でしょう。
天体がホロスコープ上で特定の角度を示すことで互いに影響し合いあなたの人生に影響を与えるであろうことを見せてくれる。
それがホロスコープの醍醐味であり、魅力なのだと思います。
まとめ
ホロスコープとはある特定の瞬間の太陽・月・惑星・行動十二宮と地表の位置関係を表す天体配置図で占星術に用いられるものです。
アスペクトとは天体が作り出す角度の事を意味しています。
天体と天体が作り出す特定の角度により、互いに影響し合い特別な作用をもたらすとされています。
ハウスは1~12まであり、それぞれのハウスは異なる事象=人生における場面(シーン)を表しています。
それぞれのハウスにどの天体が入るか、そしてその天体の形成するアスペクトによりどのような影響が出るのか、それらを読み取るのがホロスコープリーディングとなるのです。
奥深い西洋占星術の一端を知っていただくことができたでしょうか。
日常に溶け込んでいるかのような西洋占星術を元にした星座占いですが知れば知るほどに興味深いものだと思います。
あなたのホロスコープを作ってみるのも面白いと思いますよ。試してみてはいかがでしょうか。
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