私は普段から占いを気にして生きているような人間ではありません。
いいことが書かれていればラッキー程度の信者で、まさか自分がいつか自分自身を占ってもらうとは考えたこともありませんでした。
そんな私が経験した、知る人ぞ知る隠れ家占いの体験についてご紹介します。
[mokuji]
遠距離恋愛に悩む港区OL
私は前述の通り過去占いなどしてもらったことがなかったのですが、当時私は遠距離恋愛をしており、お互いに結婚の意思はあるものの、いまいち踏ん切りがつかない状態でいました。
当時の私は26歳で東京の港区で一人暮らしをしており、彼は海外在住。
お互いの仕事のこともあるし、結婚となれば海を越える手続きなどいろいろなことが必要になるような関係でした。
いつがベスのとタイミングなのか、必要な手続きは何があるのか、結婚式はどうするのかなど、考えるだけでもやることが多いが故に腰が引けてしまっていました。
いつまでの結婚のタイミングが見つからないのではと不安を感じていた頃でした。
そんな頃私の同僚が、彼女も長い間遠距離恋愛をしていましたが、私と同じく将来一緒になるタイミングがいまいち見えてこないことから別れを決意し、今後のあり方ついて悩んでいました。
そんな彼女と話をしていく中で教えてくれたのが、今回お話させていただく港区の隠れ家占い所でした。
こじんまりとし過ぎている隠れ家占い
同僚に教えられて私が行ったのは、港区の住宅街にある普通のマンションをオフィスとして利用している占い所。
なんでも一般向けに宣伝などは一切しておらず、口コミだけでお客さんが増えたという話でした。
占いの方法はオーラ占いとい言って、霊感が強い人が幽霊の気配を感じだりできるように、その占い師さんは人のオーラを見ることができるという話でした。
私の同僚も母親からその占い師さんの情報を聞き知ったそうです。
たまたま会社の近くだったということもあり、お昼休みを利用して気軽に行けるかもと思ったのがきっかけでした。
正直それまで占いを全くと言っていいほどあてにして生きてきたことがなかった私にとって、紹介制の隠れ家占いというのはすでに敷居が高く、私なんかが行っても良いものかと直前まで緊張していました。
そこで占ってもらった他の同僚から、あまり占い所っぽくない所で、緊張しなかったと言われたので、私も勇気を持って予約を入れ、30分のコースをお願いしてみることにしました。
占いの予約当日。マンションの一室に入って見ると、そこそこ生活感のある部屋の一角でまず待たされました。
そこでお茶を出されて5分くらい待ちましたが、いよいよ自分の順番になって、占い師さんのいる部屋に通されました。
部屋は襖で仕切られており、占い師さんと私の一対一で向かい合って座りました。いよいよ緊張の占い開始です。
私の背中を押してくれた30分
私が席についてすぐ、占い師さんから「あなたは恋愛関係で悩んでいますね?」と聞かれました。
全く前情報を与えていなかったのでドキッとしましたが、占い師さん曰く私の周りには幸せのオーラが溢れているが、本当の愛のオーラとは異なりどこかもやっとしているということでした。
その後私の事情を話して見ると、色々先のことを悩むよりもまずは自分がこの人だと思った人と一緒になることが大事だと教えられました。
占い師さんは40代くらいの普通の男性で、もともとウエディングプランナーとして働いていたそうですが、その頃からオーラが見えるとこが評判になり、オーラを見て欲しいという人が絶えず、仕事を辞めて占い専門になったそうです。
過去の仕事の経験上からも結婚を考えているカップルを数多く見てきた占い師さんは、思いが熱いうちに一緒にならないと同じような幸せは2度とやってこないと教えてくれました。
30分くらいのセッションでしたが、あっという間に時間は過ぎてしまいました。
占い料金は千円ととてもリーズナブルだったのを覚えています。
会社に戻ってから、占いで言われた言葉を反芻するうちに、私が悩んでいたことは今の生活が変わってしまうことへの漠然とした不安であり、自分からこの状況を変えるきっかけを作らなければ、いつまでも埒があかないと気づきました。
その後私は会社を辞め彼と一緒になるべく手続きを始めたのでした。
先のわからない未来を診断してくれるというより、自分が叶えたい近い未来に進むための背中を押してくれた貴重な30分でした。
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