私が結婚に焦り始めたのはちょうど27歳頃の事でした。
これまで毎日のように遊んでいた友達が次々に結婚していったり、素敵な彼氏ができたということでなかなか遊んでくれなくなったりして、休日を一人寂しく過ごすことが多くなってきたのです。
それで、占いにチャレンジしてみたのです。
[mokuji]
今後の人生への焦りと不安
当時、私は長くお付合いしている男性はいませんでした。
まだまだ自分で稼いだお金を自分の為だけに使いたいという願望が強かったのです。
しかし、全く付き合ったことがないというわけではなく、これまで付き合った男性はいましたが、どの男性もぱっとせず、相手の年収や親との関係、容姿やスタイルなどが気になってすぐに別れてしまっていました。
そう、私は付き合う相手に完璧を求めていたのかもしれません。
しかし、遊んでくれる友達がどんどんいなくなる中で、私は一体結婚できるのだろうか、これからどんな男性と出会うのか、毎日そんなことばかり考えては将来が不安で仕方なくなっていました。
そんな中でも新しい男性との出会いはあり、お付合いはするものの相手の男性もまだまだ結婚を考えていなかったり、そもそも結婚はしたくないという人ばかりでした。
その為、私も結婚の見込みがない人を捨てて、すぐ違う人を探すというような酷いことをしていました。
占いに頼ったきっかけ
結婚を焦り始めた私は、いわゆるネットの婚活サイトを使って結婚相手を探しました。
その中で、何人もの男性と会いましたが、お付合いにまで発展しませんでした。
そこでまた「私は魅力的ではないのか?」「何がいけないんだろう?」と更に悩んでいました。
ちょうどその頃、会社の同僚から「よく当たる占い師に恋愛運を占ってもらった。」という内容の話を聞きました。
その占い師の話を聞くと、実は私も学生時代に一度占ってもらっていた占い師だったのです。
以前は、町の外れにあるひっそりとした場所で、たい焼き屋さんを営みながら趣味で来てくれたお客さんに占いをしてあげていたおじさんでした。
しかし、その占いが本当に良く当たると評判になり、たい焼き屋さんは辞めて、別の場所に引っ越して占い一本で生計を立て始めたとのことでした。
実際、私も学生時代はたい焼きを一つ買って、食べながらおじさんに占いをしてもらいました。
その時は、就職の事や学業の事を中心に相談したのですが、驚くほど的中していたのです。
私は飛びつくようにその同僚にその占い師の連絡先や場所を教えてとお願いし、翌日早速電話で予約をし、会社を早退までしてその占い師の元に行ったのです。
占いの結果は・・・
繁華街の古びたアパートの2Fにある場所に私は1人で向かいました。
ダイニングテーブル以外、家具がほとんどないという殺風景なアパートの一室で占いは始まりました。
看板や広告は一切出しておらず、本当に口コミで広がったという感じです。
占いの時間は特に制限はなく、料金は3500円でした。
占いをするおじさんは相変わらず、見たからに怪しい感じでした。
まずは、恋愛運や結婚運を知りたいという事をおじさんに伝えます。
それから名前と生年月日をおじさんに伝えます。
おじさんはこなれた手つきで占いの本を調べました。
私の名前の漢字から画数を調べ、生年月日や生まれた時間からも何かを調べていました。
どうやら、姓名判断や生年月日など様々な占いから総合結果を導いていたようです。
そして、将来結婚はできるという事、しかしその結婚相手は良い人ではないということを私に伝えました。
また、子供は男の子が2人でき、あなたは将来は丸丸と太るだろう。
しかし、結婚後すぐに離婚の危機があり、離婚をしてしまえばシングルマザーとして髪を振り乱して太る暇もなく働きづめの毎日だと言われました。
その時は信じられない、というか信じたくはなかったのです。
しかし、現在の私はその占いのおじさんに言われた通りの結果となっています。
恐ろしいことに寸分の狂いもありません。
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