私は復縁することに対して、あまり良いイメージを持っていませんでした。
一度別れたのに、再びヨリを戻すということは、無責任な印象があり自分にはあり得ないなと思っていました。
しかし自分が恋愛をしていると周りが見えなくなったり、自分に余裕が持てなくなったりして、別れを選択し、後悔してしまうことがあるということを実感しました。
[mokuji]
元彼との出会いと付き合うまで
元彼と出会ったのは、高校2年生のときです。1年生のときにクラスが一緒で、私が一目ぼれしました。
元彼は無口でクールな人で、周りの女子生徒からは結構人気のある方でした。
私は積極的ではないのですが、クラスが一緒ということもあり、事務的な連絡からLINEのやり取りを行うようになりました。
ほぼ毎日やり取りしていましたが、学校ではそんなに話さず、そんな生活が1年間続きました。
お互い2年生に進級してからはクラスも離れてしまい、学校ではもちろん話す機会などなく、ただLINEでたわいのない話をするだけの関係でした。
けれども、学校祭の準備期間中に急にその人に告白され、1年生の冬頃から私のことを好きになったと言われ、非常に嬉しく、そこから付き合うことになりました。
そこからは楽しい毎日で、一緒に帰ったりデートに行ったりたくさん思い出を作りました。このときは別れることや復縁することは考えていませんでした。
別れてから復縁するまで
楽しい生活というものは長くは続かず、付き合いが長くなるほど不安もつきものでした。
特に元彼は2年生になると同級生だけでなく後輩からもモテるようになり、彼女の存在を知りながら、元彼に告白する人は何人かいました。
私の片思い期間が長かったため、自分だけが好きなんじゃないかという焦りがあり、その焦りと不安から徐々にすれ違うようになりました。
また「なぜあの子があの人の彼女なの?」という声もちらほらでてきて、私は非常に肩身の狭い思いをしていました。
そんな時、元彼の部活のマネージャーが元彼のことが好きで告白したという話を友達から聞き、一層不安が増しました。
マネージャーは私よりも元彼が部活で頑張っていることを見ているし、土日も一緒にいる時間が長いので、心変わりしてしまうんじゃないかと悩みました。
そこからは何をやってもうまくいかず、お互いの関係も悪くなり、連絡も頻繁に取っていたものが1日1回ずつ返信しあうくらいの頻度になってしまいました。
私はそんな毎日が不安で苦しい生活に耐えられなくなり、自分から別れを切り出しました。
別れてからは落ち込むこともなく気持ちを切り替えて生活していて、元彼と話すこともなくなりました。
しかし、嫌いになって別れてしまったわけではなく、自分の弱さのせいだったので自然と目で追っていたり、別れなきゃよかったかなと思ったりしました。
友達からは「自分の気持ちに正直でいるべき」「周りの目なんか気にしなくてもいい」と励まされ、今度は自分から告白し、正直に別れてしまったときのことを話しました。
そこで元彼の方もまだ私を好きでいたようで、復縁することになりました。
復縁して学んだこと
復縁したことで、以前のような楽しい時間を取り戻すことができたのは事実です。
その一方で、一度別れてしまったことの後悔が大きく残りました。
別れを決めたときは、周りが見えず自分の心に余裕もなかったため、冷静に考えることができなくなっていたように思います。
復縁することは悪いことではないと思いますが、後になって「やっぱりあの人が好きなんだ」と気づくのでは本当は遅いはずです。
私の場合は、たまたま元彼の気持ちも変わってなかったからこそうまくいき、復縁した後も1年くらい続きました。
復縁してうまくいくカップルも周りにいましたし、私たちも比較的うまくいったほうだと感じています。
確かに何度も復縁するというのは周りから見たら印象はあまり良くないかもしれません。
ですが、恋は盲目というように、相手のことを信じたくても信じられなかったり、冷静に周りを見ることができなくなったりすることは多々あります。
私もそうでした。だからフラれてしまったからといってそこで諦めなくても、まだその人のことを好きなら自分の気持ちをまた伝える勇気も大切だと今では実感しています。
あのとき告白せずに後悔したままなら、今でも引きずっていたかもしれません。
結局今はもう別れてしまっているので、復縁した意味があったかどうかはわかりませんが、自分の気持ちと向き合って正直に思いを伝えられたことがよい結果を招いたのかなと思っています。
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