これは、私が高校時代に付き合っていた彼氏と復縁した話です。
復縁というよりも、本当に長い春だったな~という印象です。
友人からはほんと、月9ドラマみたいと言われますが当人からするとそんな大げさな話ではないのですがお話したいと思います。
[mokuji]
初彼=元彼はバリスタ志す高校生だった
私は高校1年生の時に、家の近くのちょっと路地裏に佇んでいた小さなカフェでアルバイトを始めました。
このカフェの存在を私は全く知らなかったのですが父からバイトを募集してると聞き高校に進学するのでいい勉強になるだろうと言う事でバイトを始めました。
とても古い感じのお店でマスターは70代後半のお爺さんでした。
そして、そこで私と同様にバイトをしていたのがオーナーの孫になる私と同級生の元彼でした。
元彼は、幼いころからマスターの淹れるコーヒーをこよなく愛していて将来はバリスタになってこのお店の後を継ぐという夢を抱いていました。
学校も同じなのですがクラスが違うために学校ではあまり関わることが無くバイトでよく喋る仲でした。
15歳で将来はバリスタになるというしっかりとした夢を持っている元彼がとても当時の私には眩しく見えたのです。
コーヒーに関して本当に楽しく無知な私に色んなことを教えてくれる元彼に惹かれていき気付けば交際がスタートしていました。
といっても、相変わらず学校ではそれほど関わることは無くバイトで一緒に過ごしたまに2人でデートに行くと言った10代の交際でした。
元彼が突然の高校中退・・そして別れ。
元彼と交際を始め、カフェでのバイトも続き私達は気付けば高校3年生の春になっていました。
私は夢だった小学校の先生になるために教育学部の大学進学を目指していて高校3年の春に担任から、このまま順調に勉強すれば第一志望は大丈夫と言われていました。
両親も勉強第一だけどバイトは続けてもいいと許可を貰っていました。
そして、元彼は高校を卒業したらフランスにバリスタの修行に行くか、それか国内の大学で経営学を学びお店の経営について学ぶかで悩んでいました。
私としては、フランスに行ってしまうと遠距離になってしまうので経営学部進学を進めていました。
しかし、元々学力は高かった元彼ですが当時はマスターのヘルプなどでお店に関わってばかりだったことから学校内で順位が落ちていたのです。
それを耳にしたマスターは、元彼の将来を案じ今年の夏終わりでお店を閉店すると言いだしました。
既に高齢で体力に限界があったからと私達には伝えたのですが、元彼がそんな事で納得するわけもなくマスターと大喧嘩になってしまい色々な騒動に発展。
そして、これを機に彼の両親が「バリスタの道は諦めて、一般大学進学しなさい」と言いだしたのです。
元彼は高校生の自分には夢をつき通すことが出来ないと言う事でバリスタを諦めて両親の言う通りに一般受験することに。
けれど、学力が低下していたこともあり一浪して挑戦するということになったのです。
それが突然ある日元彼が高校を中退したという驚きのニュースをマスターから連絡を受け、元彼の家に向かうと元彼は家出状態で居なくなっていたのです。
元彼との再会。やっぱり好きだったんだ
そして、そのまま元彼の安否が分から無いまま私は受験を迎え夢だった教育学部へ進学し高校を卒業。
大学に進学し教員免許を取得し小学校へ赴任しました。
この時、すでに元彼から何の連絡もなく6年が経過していました。
大学時代の友人などから合コンや男性を紹介されたこともありました。
別に元彼を忘れられないという訳ではないのですがなぜか新しい恋に興味を持てず6年間新しい恋人を作ることなく過ごしていました。
そんなある日、高校時代の同級生から同窓会の連絡を受け久々に集まるとそこに6年ぶりに見る元彼がいました。
え?って思い友人に聞いてみると、幹事の男性がFacebookで彼と繋がり同窓会に招待したということでした。
私は元彼にどこに行っていたのかと質問すると、なんと高校を中退して単身フランスに渡ってバリスタの修行をしていたというのです。
えぇぇぇ!んなドラマの様な話があるの!?と、驚きましたが今はフランスでバリスタとして勤務しているというのです。
今回は、同窓会に誘われたことで久々に帰国したということだったのです。
なんだか、懐かしいあの高校時代の交際当時を思い出し2人で笑って思い出を語りあかしていたのですが途中で元彼から、またフランスに戻らないといけないと聞き内心寂しい気持ちが込み上げてきました。
そこで元彼から「一緒に来てくれない?」と告白されたのですが小学校の先生になったばかりだったのですぐにOKとは言えず自分の気持ちを正直に伝えフランスと日本の遠距離がスタート。
そして、遠距離を続けて2年目の今年の夏に私はフランスへ元彼の元へ嫁ぎます。
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