元彼とは学生の頃の大学のゼミが一緒でした。その頃はまだ、学生だったこともあり、結婚なんて考えてもいなかった。そして、大学を卒業したことで疎遠になり、交際もそこでおしまい。
その後、私は結婚しましたが訳あって離婚しまして今は一人です。そんなタイミングで元彼との偶然の再会が訪れました。
元ゼミの仲間とは細々とつながっていたのですが、ゼミ仲間の一人がマメな人で、久々に飲み会をやらないか、と連絡が来たのです。
特になにも考えずに参加した飲み会で、元彼との偶然の再会。元彼は既婚でしたが、悩みを抱えているようでした。
連絡先を交換して、相談を受けたりするうちに、復縁することになったんです。
[mokuji]
既婚元彼との再会から復活した恋愛は不倫?
元彼の家庭は、もうすでに崩壊していたと話は聞いていました。奥様とのやり取りもほとんどなく、子どもがいるから別れられないだけで、いつでも離婚届は出せるように準備してあるとも。
だから、子どもがもう少し大きくなったら、別れることもはっきりしていました。
そんな状況で、相談に乗ってほしいと言われたら、むげにもできなくて会って話をする機会を作ろう、という事になりました。
最初は電話での相談だったんですが、私も合って話をした方がいいと思うようにもなったので、離婚の経験者としてアドバイスできることもあるだろうと、会うことを了承したのです。
家庭に戻っても、自分の居場所がないと落ち込む元彼の相談にのっているうちに、元々嫌いで別れたわけではない元彼の事が好きになっていました。
奥様も子どももいることは分かっています。でも、それでも会って話をしたいと思う気持を止められなくなったころ、元彼から復縁したい、と言われました。
奥様とお子さんが居ることが分っていてもなお、元彼と関係を持ってしまう、それを不倫と世間では言っていますね。
ゲス不倫などと世間を賑わした人たちの居ることから考えるに、一旦不倫となってしまうと、恋愛関係にある二人からしたら違うと言いたくても、その評価を変えることは難しくなることは致し方ないこととして諦めるしか方法はないでしょう。
では、なぜあなたは不倫というあくまで表ざたになってはいけない関係を選んでしまったのか、選ばざるを得なかったあなたの心情はいったいどんなものだったのかを考えてみましょうか。
元彼との純愛は絶対不倫じゃない!
元彼との恋愛は、それこそ純愛で、絶対に不倫ではない!とあなたは思っているでしょう。そして、もしかしたら、元彼もそう考えているかもしれません。
確かに、あなたがた二人の恋愛は、数々の障害を抱えた上での覚悟の恋愛、純愛といっても差し支えないくらいのものなのでしょう。
けれど、ここで、あえて言うなら、あなたが今欲している世間の評価は、間違いなくあなたがた二人を不倫である、と言うでしょう。
そして、その後あなたがたが結婚したとしたら、あなたが最も恐れている、不倫の末の略奪婚なる評価を下されることは間違いありません。
元彼の家庭の状況や、奥様との不仲も含めて、元彼は既に心の中では離婚したも同然の心境なのは分かっています。
そして、あなたとの逢瀬はその疲れた元彼にとっての安らぎの時間であることも確かです。
ただ、元彼は既婚者である事は紛れもない真実であり、あなたはその既婚者との不倫関係にある愛人である事も事実なのです。
心情的には元彼とあなたの関係は純愛です。元彼もあなたもそれを信じています。
けれど、他者があなたたちの関係を知った時に下す常識的な判断は、あなたが恐れながら理解している、けれど認めたくない「不倫の関係にある2人」なのだと受け入れる他ないのです。
人は、他人のもめ事についておおよそ二種類の反応を見ることができます。
「自分には関係ないこと」ととして普通に付き合ってくれる人と、「何々?どうして不倫なんてすることになったの?」と興味津々で近づいてくる人。
危険なのは後者で、ちょっとでも情報を与えると、それこそあることないこと尾ひれ背びれがついた噂話を四方八方にスピーカーとなってしまうタイプですね。
あなたが最も警戒しなければならないのはこのタイプの反応を示す人たちです。
純愛であると信じるなら、そうした人たちには絶対に知られてはいけません。どんなに相談したいことがあっても、元彼とあなたの関係を誰かに話してしまうことはさけなければなりません。
それがあなたたちの純愛を不倫・略奪などと言われない為の唯一の方法です。
不倫ではない、とあなた自身が信じるなら、その信じたものを壊される恐れのある人には情報を与えてはならない、という事を覚えておいてくださいね。
元彼との恋愛を不倫だと断定するのはあなたではなくあなたたちを知る他者なのです。
その、関わりのある他者に知られることさえなければ、あなたたちの恋愛は純愛のまま、不倫と呼ばれることはないのです。
元彼との結婚は略奪婚と思われることのない方法は?
さて、そうこうしているうちに、元彼との関係が変わってくるかもしれません。元彼が奥様と別れることが出来たなら、あなたと結婚することも夢ではないのです。
元彼が奥様と別れるに至る迄の期間があなたにとっての試練の時期となるでしょう。
けれど、そこさえだれにも知られることなく乗り切ることができたなら、あなたと元彼は不倫だの略奪婚などと口さがない人々に噂されることなくただの再婚として祝福してもらうことができるでしょう。
今現在、あなたと元彼の関係を知る人がいるならば、既に諦めるしかない状況であるかもしれません。
けれど、もしも今のあなたと元彼との関係を知る人がいないのであれば、じっと我慢の時を過ごすのも、元彼との未来を夢見るなら大した苦労ではないでしょう。
元彼と二人で幸せになりたい、純愛を実らせて祝福されて結婚したい、と思っているからこそ、不倫だの略奪婚だの呼ばれるようなことにはなりたくないと考えているあなたなのですから、元彼が奥様との離婚を揉めることなく行うことができるよう、あなた自身の身の回りに気をつけることが大切です。
また、元彼にもそのあたりは注意してもらった方が良いでしょうね。現在の状況を奥様に気づかれてしまっては、もうどうにもなりません。
あなたは、現実では不倫相手としてしか見られない立場なのです。それを忘れないでくださいね。だからといって、それを恥だとか私のせいでとか自分を卑下するのもやめましょう。
現実は受け入れなければなりません。けれど、現実を否定してしまっては未来を夢見ることは絶対にできません。
自分の、自分たちのしてしまったこと、そして、今の状態、今後のこうありたいと願う姿を思い描いて、今の状況のなかでできることをしていきましょう。
元彼との幸せな恋愛を幸せな結婚まで持っていくために、今のあなたに必要なのは我慢と節制です。
不倫、略奪婚、そうした呼ばれ方をしたくない。幸せな結婚をしたい。と願うなら、まずは元彼とよく話し合い、離婚するならそのための手順を踏みましょう。
その間のあなたの存在は知られてはなりませんから、出来る限り慎重に元彼との関係を継続させましょう。
そして、元彼自身に、奥様や子どもに誠実な対応をしてもらえるよう話してみる事もいいと思います。円満に離婚に向けての話し合いがなされることが、あなたと元彼との祝福された結婚への重要なカギなのです。
誰もが傷つかないそんな別れはとても難しいことです。その難しいことを望んでいるのが自分である事を理解しましょう。
元彼との関係について、自身の考えと他者の見方は異なること、そしてそれはあなたが望むと望まざるとに関わらず、知られてしまったら最後だという事を肝に銘じて今後の展開を考えることで回避できることもあるのです。

コメント