私は、好きな人もできずもちろん彼氏もできず、それでも家族や友人に恵まれ楽しい大学生活を送っていました。
そんな中友人からそろそろ彼氏の一人でも作らないとと言われ、友人の高校の同級生を紹介されました。
その彼とはとても気が合い素の自分をみせることができ、相手も行為を抱いてくれて晴れて20歳にして初めてお付き合いをすることになりました。
[mokuji]
元彼との付き合いで初めて知った気持ち
初めてお付き合いをして、たくさんのところに出かけたり、お互いの大学に遊びに行ったり、相手の家にお泊まりをしたりと、元彼とたくさんの時間を過ごすようになりました。
その中で、好きな気持ちが増える一方で嫉妬や不安、不満など、今まで彼氏のいなかった私が知らなかったたくさんの感情を抱くようになりました。
元彼が元カノとはどんな風に過ごしていたか、元カノとのほうが楽しかったんじゃないか、そんな風に過去に対して嫌な気持ちを抱くこともありました。
バイト先の女の子やサークルの女の子のほうが可愛い子がたくさんいるんじゃないかと不安に思うことも多かったです。
元彼は、そんな私の不安を聞くといつも大丈夫だよ、好きだよと愛情を伝えてくれましたが、信じられない自分がいました。
それは、20歳まで彼氏がいなかったことに対する自分の劣等感もあったのかもしれません。
また、私は栃木県の実家から埼玉の大学に通っており、彼は一人暮らしをして横浜の大学に通っていたため遠距離でなかなか会えないことも不安になりやすかった要因かもしれません。
会いたいのに会えない、そんな気持ちが、どんどん私の不安を強めていったのだと思います。
元彼と好きの大きさの違い
付き合って約1年が経過し、大学4年生になりました。私は医療系の大学に通っており4月から実習で2ヶ月地方の病院に行くことになりました。
実習の間はレポートの提出などがあり、元彼と連絡できない日々が続きました。彼も就活や卒論があり忙しい日々を送っていました。
それでも私は時間が空いた時には、声が聴きたくなり電話をしました。
それに答えてくれる元彼でしたが、いつも私から電話をかけてばかりなことに不満を訴えました。
わたしはこんなに、あなたの声が聞きたいのに、どうしてあなたはそうじゃないの、と。わたしばっかりが好きで苦しい、と。泣きながら訴える私に元彼はごめんねと謝るだけでした。
わたしはその時、自分ばかりが好きなことが嫌になり、相手も同じくらい好きでいてくれないのは辛いと話し、もうさよならしたいと話しました。
心の中では元彼が引き止めてくれるのではないかと期待している自分もいました。けれども元彼からは、そうしたいのなら別れるしかないよねと言いました。
頑固で意地っ張りなわたしは、本当は別れたくないと言えずそのまま別れることになりました。勢いでラインやアドレス帳も削除したので、連絡もこれが最後となりました。
元彼との涙の再会
実習が終わり、病院から帰ってくると頭の中にはいつも元彼が浮かんできました。
就職は決まったのかな、元気にしているかな。でも元彼は私のことなんか気にもしていないんだなと。
同じ考えが浮かんでは無理やり消してを繰り返していました。国家試験を控えているのにも関わらず、そんなことが頭を埋め尽くしていて勉強が手につきませんでした。
悩んで悩んで、ラインを開きました。ブロック解除のところまで進んでは戻してをまた繰り返しましたが、思い切ってブロックを解除し元彼に連絡をしてみました。
普段連絡もいつも自分からだったなあと思い出していると、元彼から返信がありました。会いたいと言ってくれたのです。
すぐに私も会いたいと連絡をしました。もう私の方が好きでもいい、純粋に会いたい、と思っていたら、今から電車でわたしの地元までくると言ってくれました。
すぐき駅に向かい、元彼の顔をみたら涙がでてきました。今までずっと不安だったことや至らなかったこと、たくさんのことを彼に泣きながらぶつけたら元彼は最後まで話を聞いて受け止めてくれました。
また、元彼も今までどういう気持ちだったのかを素直に話してくれました。
無事に復縁し社会人となった今、私たちは同棲をして来年結婚をする予定です。
別れて、復縁してからは自分の嫌な気持ちを溜め込まず、何かあったらとことん話すようになりました。
一度別れなかったら今こんな風に一緒にはいなかったかもしれません。
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