それは私が20代後半のOLとして働いていた頃の話しです。当時私は大失恋したショックから脱け出せずにいました。
そしてやっと次の恋愛に発展しそうになるとうまくいかず、何かにとりつかれているのでは?とさえ思っていた時でした。
友人からとてもよく当たる霊視で占ってくれる女性がいると聞き、職場の環境のことで悩んでいた友人と一緒に都内某所へ行くことにしました。
私がとても悩むことになった、その大失恋がどのようなものだったのかというとをお話しします。
[mokuji]
もしかしたらという期待が捨てきれなかった私
同じ職場に赴任してきた先輩のことを好きになった私。でもいいなと思う人にはすでに決まったお相手がいるのが、相場というものです。
もちろんその先輩にも、遠距離恋愛中の彼女がいました。
彼は、
「彼女はいるけど自然消滅してしまうかもしれない」
とよく言っていました。
今になって思えば、男性がよく言う口説き文句の類いだったなとわかるのですが、当時の私はその先輩の一語一句に一喜一憂し先輩の言うことをすべて信じていたのです。
というよりも先輩のことを信じたかったのでしょう。先輩はかなり女性の扱いに慣れている人でした。私はその先輩の言葉をすべてうのみにしてしまったのです。
自分が遊べる浮気できるかもしれないという可能性は残しつつも彼女存在ははっきり認めていました。
ですので体の関係を持ったとしても、
「彼女はいるって言ったよね」
と言われてしまうと何も言えなくなってしまうのです。それは百も承知。
でももしかしたらという期待が捨てきれなくてついつい二人で会ってしまっていたのです。
けれどそんな中途半端な関係が長く続くわけなどありません。ある日衝撃的な事実を知ってしまう展開が私に訪れるのでした。
衝撃的事実が発覚、霊視で占ってもらうことに
それは突然やってきました。先輩は別の支社への赴任が決まり異動したのですが私との関係は続いていました。
ところが異動してから数ヵ月後連絡が取り辛くなりました。もちろん違和感とある意味の危機感を感じるようになりました。
そんな時に元同部署有志の飲み会が行われることになったのです。私はその先輩が来ることを知らずに参加しました。
そうしたらなんとその先輩が結婚したことをいじられていたのです。聞き耳をたてるとどうも私と連絡が途絶えた頃に結婚式を挙げた様子でした。
もうショックでショックで仕方がありませんでした。
その飲み会での会話やできごとはほとんど覚えていません。その失恋からなかなか立ち直ることができずにいました。
それから1年くらいがたちやっとこの人とならと思える人との出会いがありました。ところがその人とは恋愛関係には発展しませんでした。
それだけならともかく、例えば定職に就いておらずフラフラしている方や絶対に奥さんがいるだろうとわかる方などこの方はちょっとというような方には声をかけられるのに、自分が良いなと思う人とはうまくいかないということが何度も続いたのです。
そんな時に友人がテレビで見た霊視の占いを教えてくれたのです。その方はある著名人も占いに訪れることがあるというほど知る人ぞ知る有名な占い師さんでした。
その時友人はすでに占ってもらっており、ご先祖様のことなど話していない自分の過去のことも指摘されるくらい当たると言っていました。
それを聞いた悩みを抱えるもの同士行ってみようということになり、ついに私たちも占ってもらうことになったのです。
霊視占いの時間の差、私たちと他の人の違いは何?
まずは友人に教えてもらった連絡先に占いの予約のために電話をしました。
ところ有名な方だけありなかなか電話すらつながりません。何度も何度も電話しました。
そしてやっとつながったものの予約が2ヵ月先まで埋っているとのこと。でもどうしても占ってほしかったので予約をとりました。
そしていよいよ当日です。予約時間の30分前には受付を済ませて問診を記入するよう指示をされていたためその通りに到着し指示通りに問診を記入して待合室で待っていました。
するとどうやら占いが終わったと思われる女性が泣きながら出てきたのです。その女性を待っていた方にとても当たっていて涙が止まらないと話しているのが聞こえてきました。
そしてついに友人と私が呼ばれました。ところが友人は泣くどころかものの10分程度で終了。
私はというとそれでも20分くらいの時間で終了。少なくとも前の女性は30分以上は占ってもらっていたはずです。
それなのに私たちは2人合わせて30分とはどういうことなのか。問診に記入した内容が前の方より少なかったのかもしれないし内容も複雑ではなかったのかもしれません。
それにしても早すぎではないかと思いました。この占い師を教えてくれた友人は
予約時間フルで占ってくれてお話しもわかりやすかったと確かに言っていました。
しかしなぜか私たちは違ったのです。それでも見料は変わらず1万円です。1人1時間の占いで1万円と聞いていましたがさすがにこれはないだろうと思う私たちです。
後日この話しを友人にしたら時間いっぱい質問すればよかったのにと言われましたが明らかにこれ以上占うことはないと言わんばかりの態度の占い師。
何も言う術がありませんでした。それがきっかけということではありませんが、
占いに左右される自分であってはならないと思うようになりました。
占いは当たるも八卦当たらぬも八卦。自分が前向きになる情報は素直に聞き入れ
自分が暗くなるような結果は聞き流すくらいの気持ちで聞くのが大事だなと思いました。
最終的にはすべて自分が決めること。なぜなら誰のものでもない自分の人生なのですから。
それでもどうしても誰かに聞いてもらいたいことがある時誰かに大丈夫だと言ってほしい時あなたは頑張っているよと言ってほしい時誰かに話しを聞いてもらうような感覚で占い師さんに話すのはよい方法かもしれません。
しかし、
「あとは自分が決めること。」
ということだけは忘れずに占いを楽しんでいただきたいと思います。
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